夏間近!電気の「市場連動型プラン」って?

この前の冬は厳しい寒さによる電力需要の増加や悪天候で太陽光発電など再生可能エネルギーの発電量が増えなかったことにより、電力不足が発生し電力市場は異様な高騰が続きました。

そんな中、

【市場連動型電気料金プラン】の利用者様からは、いつもに比べて電気代が数倍になっていた!という声が上がり、ニュースにもなった事をご存じでしょうか・・・

これから夏に向けて厳しい電力需給見通しとのニュースも出ており、この前の冬と同じようなことが起きないとは言い切れません。

なぜこんなことが起きたのか疑問に思っている方や心配な方に、今回は「市場連動型プラン」について簡単にご説明致します。

市場連動型プランって?

一般的な電気料金プランは電力会社が予め定めた単価で料金が決まり、改定がない限りその単価は固定されます。それに対して市場連動型プランはその名の通り、単価が「市場」に「連動」して決まります。

要は、【仕入れ値】により電気代が変動するという事です。

「市場連動型プラン」のメリット

市場価格が安い状態が続く、もしくは市場価格が安い状態のときに電気を使うことができれば、電気料金を抑えることが可能です。

下記に当てはまる方はメリットを感じやすくなるでしょう。

➀市場価格に応じて電気使用量をコントロールできる場合

市場価格が高騰している時間帯は節電する・家電の使い方を工夫するなど、市場価格の変動に応じて電気使用量をうまくコントロールできれば、電気料金を抑えることが可能です。

②深夜から早朝までの時間帯の電気使用量が多い場合

市場価格は電気をたくさん使われやすい日中の時間帯に高まり、深夜から早朝の時間帯はあまり使われないため安くなります。そのため、深夜から早朝の時間帯に電気を使う割合が多いという方は、安い料金単価で電気を使うことができます。

「市場連動型プラン」のデメリット

市場価格を予期することは難しいために予算管理がしづらいほか、市場価格が高騰した場合のリスクヘッジが取りづらいという点は、デメリットとして挙げられます。

下記の点を想定しておくことが大切です。

➀請求書が届くまで電気料金がわからない

通常のプランのように電気料金単価が決まっていないため、請求書がこないと電気料金がわからないという点があります。

②市場価格の高騰に対してあらかじめリスクヘッジがしにくい

市場価格を予測することは難しく、予測できたとしても、市場価格が高騰している時間帯の電気使用量を抑えることは難しい場合がほとんどです。

実際に、この前の冬は、電源代の高騰により「市場連動型プラン」の電気代が2倍~10倍と跳ね上がった方も多くいました・・・

但し、高騰した電気代を一括請求をすると事業主様の負担が大きいという事で、24回など分割請求する対応をしてくれております。

しかし、また夏に電源代が高騰した際は、更に分割支払い分が追加されていく可能性もあり、気付けば借金が増えてしまっている⁉という状況にもなりかねませんので注意が必要です。

現在契約しているプランはどうなんだろう、と不安になられている方もいるかもしれません。ご契約中の電力会社に確認をしてみるのも一つです。

また、

東京Ringでは、電気に関するお悩み事に関して無料で相談が可能です!お気軽にご連絡お待ちしております。